2021.08.12

Bean to Barのチョコレート − 台中 CHOMEET 巧遇農情

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Bean to Bar(ビーントゥバー)とは、カカオ豆がチョコレートバーになるまでの全ての工程を自社で管理するチョコレート製造のスタイルのことを言います。

台湾の台中にお店を構えるCHOMEET巧遇農情は屏東科技大学の卒業生によって作られました。
学生時代に屏東で盛んな檳榔栽培が衰退して行くのを目の当たりにし、代わりのもので農家たちを助けることが出来ないかと考えました。そして、檳榔の代わりにカカオを育てることを思いつきました。

巧遇農情CHOMEETの『CHO』は英語のchocolateの前3文字から、『MEET』はこちらのオーナーととチョコレートが出会ったことから、この名前がつけられました。

カカオを栽培するには排水性が良く、年間を通して26〜30度であること、昼と夜の温度差がさほどないこと、台湾では北回帰線から南の方の土地で、山地よりも平地に植えられたカカオの方がよく育ちます。

こちらでのBean to Barはカカオの苗を植えるところから始まります。
カカオの木は実をつけ始めるまで5年かかり、たくさんの実をつけるのは25年目までと言われています。カカオ農場では農薬を使わず環境に優しく自然と共存するをモットーに開花から収穫までの約180日間、もちろん台風の時期や寒い時期も通して、心を込めてお世話をします。

それから、収穫、天日干し、焙煎、チョコレートの繊細な食感と風味を出すための74時間低温磨砕と精錬という工程(メランジング)から成形までと全て人の手で行います。

何点か商品を購入してみました。

台灣手工嚴選可可原豆(台湾厳選カカオ豆)
噛むとゆっくりとカカオの香りを感じることができ、カカオそのものを味わいたい方にお勧めです。

巧遇農情 Bean to Bar( ダークチョコ)100%
巧遇農情 Bean to Bar( ダークチョコ)74%
ダークチョコが好きな方にお勧め。

それから台湾茶とコラボした珍しいチョコレートも。

鹿谷金金萱茶巧克力
舞鶴蜜香紅茶巧克力
阿里山凍頂烏龍茶巧克力

台湾茶は日本でも人気ですが、わざわざお茶を入れて楽しむ習慣がない人もいます。
そういう方の為にみんなが大好きなチョコレートに合わせてみたそう。
そして、特別なチョコレートが出来上がりました。

口の中に入れてゆっくりと溶けるチョコレートとお茶の香りを味わうのがお勧めです。
パッケージも素敵なので、特別な方へのお土産や差し入れにいかがでしょうか。
以前にご紹介した路易莎咖啡などと一緒にいただくのも美味しそうです。

オンラインで注文することが出来ますが、春〜夏の気温が暑い時期は溶けてしまうため日本の発送はできないため台湾に来た際に台中のお店で購入することをお勧めします。
DIYレッスンもありますが、希望する場合は事前に予約する必要があります。

上記以外にもたくさんのチョコレートがありますので、ホームページを覗いてみてください。

巧遇農情CHOMEET

台中市中区市府路137号

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