2023.10.04

台湾の古い日本の建物(三) − 嘉義「檜意森活村(ひのき村)」

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嘉義は台湾の西南部に位置し、最も有名な観光地は日の出、雲海、そして小さな列車で知られる阿里山国立公園です。実は、阿里山は1937年の日本統治時代に、当時の新高山(玉山)と共に「新高阿里山国立公園」として指定されました。日本統治時代には、阿里山の林業資源を開発するために、総督府が阿里山森林鉄道、製材所、宿舎などの施設を建設しました。

今回紹介する「檜意森活村」は、当時の木造職員宿舎群が現在でも残っています。四年の整備を経て、2005年に嘉義市政府が林業文化資産を保護するため、この村の29棟の建築物を嘉義市指定の古跡および歴史的建造物として登録しました。2014年に公開された映画「KANO」では、日本統治時代の嘉義農業学校の野球チームを描いており、劇中の近藤教練の家がこの場所で撮影されました。

檜意森活村は嘉義市東区に位置し、台鐵(台湾鉄道)嘉義駅から徒歩で約20分の距離です。園内はオープンなエリアであり、入場料は不要。開園時間は10時から18時ま、年中無休です。

現在、園内では特色ある建物を活用し、文化クリエイティブ市場、ライフスタイルの創造、地元のお土産、飲食関連、特別な時間帯のエリア、そして芸術と文化の展示演示スペースなど、6つのエリアが計画されています。

周辺には嘉義大学昆虫館、阿里山森林鉄道車庫園区、嘉義製材所、北門驛、嘉義旧監獄など、多くの特色ある観光スポットがあります。

檜意森活村

嘉義市林森東路1號号

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