2021.08.18
鬼月 - 台湾「鬼の門」が開く月
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それから、旧暦7月中頃には中元普渡(中元節)と言って普渡公と好兄弟のために拜拜(供養のお参り)をします。これは霊を慰めるため、鬼月中この世を楽しんでもらいながらも人間に危害を与えないようにお願いするため、それから商売繁盛や家内安全をお祈りするためです。
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拜拜を行うのはだいたい午後2時〜6時頃の日没前まで。
門の外や庭などで行い、室内で行ってはいけません。
拜拜の最中は好兄弟に敬意を払い、笑ったりしてはいけませんし、拜拜が終わる前にお供物を食べてはいけません。
用意するもの
三牲四果(三つの犠牲と四つのフルーツ)
三つの犠牲とは鶏、豚、魚のことを指し、鶏は台湾語の発音が家と同じで家族が集まることや一家団らんを意味します。豚は全てのことがスムーズに進んでいくことを意味し、魚は富が余ることを指します。
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四果は四季のフルーツを指します。よく見られるのは平和を意味するりんごや柚子など。
準備するのは3個か5個の奇数がいいとされています。
また、パイナップル(旺來)、バナナ、プラムや梨は(招、你、來)は台湾語の発音が招くと同じため、好兄弟を家に招いてしまうので好まれません。
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お酒やあの世で使えるお金(紙錢)それから好兄弟のためにインスタントラーメン、缶詰、スナック菓子、それから、好兄弟が身だしなみを整えるための洗面器にタオル、歯ブラシまで用意することもあります。
拜拜の方法
- お供物をテーブルに置きます。
- 線香3本に火をつけ、祈りを唱えます。
- お供物、全てに線香を指し、燃え尽きるまで待ちます。
- 線香が燃えたら、紙錢を燃やします。
鬼月に台湾に来ることがあったら、タブー事項に気をつけながら、街中で見かける盛大な中元普渡の拜拜を観察してはいかがでしょうか。
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