2021.06.02

台湾 高雄・美濃地区の美味しい客家料理 − 888客家粄條

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高雄市内から1時間ほど離れた緑豊かな自然に囲まれた美濃地区、こちらは南部で客家人が多く住むエリアとして知られています。
また、岐阜県美濃市と同じ名前であることから、友好都市を提携しています。

客家人とは?
もともと中国の北方に住んでいた民族で、移動を繰り返し台湾を含む全世界に広がりました。
移動が多かったため保存食を作ることに長けています。
そして客家人は勤勉、忍耐、倹約を美徳としビジネスで成功する人が多いとも言われています。

美味しい美濃客家料理を紹介します。

粄條(バンティアオ):きしめんのような平たい麺
南部の客家集落では面怕粄と呼ばれていて、客家語でハンドタオルの意味です。
四角いお皿で米粉を蒸して作るのですが、蒸しあがったものがハンドタオルに見えるからです。
スープで食べる粄條もありますが、個人的には炒めて食べるのがおすすめ。

花生豆腐:ピーナツ豆腐
液状にしたピーナツに米粉や澱粉を加えて作ります。もちもちつるんとした食感でいくらでも食べれてしまいます。

白斬雞:鳥をシンプルに丸ごと茹でた料理
代表的な客家料理と言われており、著名な客人をもてなすときには四つの金と言われる頭部、尾っぽ、鶏足(もみじ)、手羽の4部位を含めて提供すると完璧と言われています。

豬腳:豚足
美濃の豚足は油ぽくなく、見た目ほど濃い味ではありません。柔らかくて口に入れるとすぐにとろけて今います。

梅干扣肉:豚バラの煮込み
梅干菜というからし菜の漬け物と豚バラ肉を煮込んだ料理で、トロトロに煮込まれた豚バラはご飯にとっても良く合います。

冬瓜封:冬瓜とキャベツを煮込んだ料理
ダイナミックな見た目にインパクトがあります。
先祖を祀るためにお肉を煮た煮汁を使って作ります。冬瓜がお肉の旨みを含んだ煮汁を全部吸ってくれるので無駄になりません。

金沙豆腐:玉子豆腐とピータンの炒め物
鹹蛋という塩漬け卵の黄身を調味料として使います。
料理するときに黄身が金色の細かい砂のように見えるのでこの名前がつきました。

炸水連:水蓮菜の揚げ物
美濃の特産ともいえる水蓮菜。
シャキシャキとした食感が楽しい。炒めて食べることが多いですが、揚げても美味しいです。

お店にはビニール袋と紐が用意してあり、食べきれなかった料理は各自で持ち帰り用に包みます。
美味しい客家料理、お腹を空かせて食べに行ってみてください。

888客家粄條

高雄市美濃区忠孝路一段8号

行き方:高鐵左營駅(台湾新幹線)から旗美國道快線E01Bに乗り旗山運轉站 そこからE28に乗り換えて中壇廟下車

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