2021.08.05

台湾のお利口さんなスナック菓子 ー 乖乖

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乖乖(グアイグアイ)とは中国語で良い子やお利口さんという意味で、子供やペットを褒める時に使う言葉ですが、同じ呼び方の人気スナックもあります。

とうもろこしを使った軽い食感のこのスナック菓子はスーパーやコンビニで必ずと言っていいほど見かけます。

パッケージの愛嬌たっぷり青いおかっぱ頭のすきっ歯のキャラクターは、台湾で有名な人形劇師である黃俊雄の人形劇のキャラクター、哈嘜二齒を参考にして作られました。

Photo credit: Gimi Wu on Visualhunt

味は緑(ココナッツ味)、黄色(五香味)、赤色(チョコレート味)の3種類ですが、 地方に行くとご当地の限定品に出会えることもあります。

このお菓子のメーカー乖乖股份有限公司の前身である南芳行股份有限公司は第二次世界大戦後、薬品輸入会社として始まりました。それから1968年頃、子供向けのスナック菓子がなかったため食品製造することしました。
そして、ステッカー、汽車、漫画や文房具などのおまけをつけて販売始めたことから、人気商品となりました。(現在はおまけは付いていません。)

Photo credit: icools on Visualhunt.com

実はこのスナック菓子は食べる以外にも別の目的で使われていることがあります。
それは乖乖文化と言われていてオフィスや銀行、病院など機械や機器を扱っている場所ではお守りのように使われています。

Photo credit: shihwy1 on VisualHunt

この乖乖文化はある大学院生から始まったと言われています。
学生がパソコンを使って論文を作成していたところ、パソコンの調子があまり良くなく、たびたびクラッシュするので何かお守りが必要かもしれないと考えました。
そして、上手く作動してくれることを期待しながら、緑色の乖乖を置いたところトラブルもなく 期限内に無事に論文を書き終えることができました。
このようにして乖乖のお守りのジンクスが生まれたそう。

Photo credit: ross_tt on Visualhunt.com

乖乖のお守りはルールがあります。

  1. 賞味期限が過ぎたものは効果がなく、使用できません。
  2. 毎年2回、旧正月と旧暦7月の鬼月には交換する必要があります。
  3. 機械の上に置いたものを食べてしまうと効果がなくなってしまいます。
  4. 機械の上に置くのは緑色のみです。信号と同じく黄色や赤色は止まれや注意の意味があります。

興味がある方、効果を知りたい方はぜひ試してみてください。

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